百日後に日舞の名取試験を受ける某

日本舞踊のお稽古に励む中年がお名取試験を受けるまでの記録

音源とイメトレ

(今回の投稿は書いてる途中で寝落ちして朝投稿しているので、少し時間がずれています。)

今日は爆弾低気圧がひどく、日中からずっと眠かった。アプリで見るとこんな状態。

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なので、お稽古はせず、音をかけながら、振りを脳内でおさらいしています。目を閉じれば、15年前に、お稽古友達がお名取試験に向けて稽古をつけていただいていたのを見学していた時の映像が瞼に浮かびます。その方は今や、うちの流派のお名取さん方のトップグループです。遠い存在になってしまった…かと思いきや、全然そんなことはなく、会えば和気藹々とお話ししています。うちの流派は師匠を始め、皆さんフレンドリーで温かい方々なので、救われます。

そういえば、日舞のお稽古の音源って、皆さんはどうされているのかしら。うちの師匠は、昔はほぼ全てカセットテープだったけど、最近はCDやスマホから再生されています。先日のお浚い会では、業者さんに発注したりもされていました。

私は、生活のあらゆる操作をスマホで完結させたいタチ。流行曲やポップスなら、サブスクサービスで音源が見つかる(K-POPなんてインスタにもあるから、著作権を気にすることなく踊ってみた動画を投稿できる)けど、古典芸能の音楽なんて、ほぼ無い。データベースが豊富なバレエ組曲ですら、観賞用が多く、踊れるスピードのものは中々見つからない。そこで、CD音源をスマホアプリに取り込めるCD/DVDドライブを買いました。

これが、結構便利なのです。予めスマホにアプリをインストールしておいて、CDドライブとスマホを同じWi-fiに接続すれば、取り込んでくれる。古典邦楽は無理ですが、ポップスなんかだと、アルバムジャケットや歌詞も取り込まれます。

これを買うまでは、CDは自宅でのみ再生し、出先ではYouTubeの音源を聴いていたので、曲の速さがお稽古している曲と全然違うし、スマホの画面操作も不便でした(画面ロックできない)。曲の速さが違うということは、踊りの間が合わない。お稽古場までの移動中にYouTubeで音を聴いて、いざお稽古場で音をかけていただいたら、あれっ、さっき聴いてた音源だと、この音の次はこのテンポでくるんだけど…ということが頻発し、音と動きが全然合わず、踊りにならなかった。しかし、CDで聴くようにしてからは、踊り用の演奏なので、間が合うようになりました。

…が、お師匠様の音源が自分の手持ちのCDと合っているとも限りません。今回のお浚い会では、ようやくCDをスマホに取り込んだので、これで自主練して踊り込んだんですよ、バッチリです、などと話していた頃合いに、業者さんに作っていただいたという音をいただきました。ヒィッ。し…CDの音源で…と食いついてはみたものの、いやせっかく作ってもらったんだから!と、そちらの音源を使うことになったのが、本番の2、3日前。お師匠にとっては、地方さん(三味線と唄、お囃子)の生演奏を含めたいろんな音源で合わせるなんて朝飯前なのでしょうけれども、私には、ちょっと時間が足りなかった。案の定、本番でも、少し思ってたのと間が合わないな⁉︎という瞬間がありました。まだまだ修業が足りません。

 

名取試験まで、あと97日。